――運営担当者が、当日の中身と舞台裏をお話しします
物件王で加盟店様の支援を担当している、カスタマーサクセスの室井です。
あわせて、年3回開催しているリアルイベントの運営も担当しています。
もともとは直営店に新卒で入社して、今年で12年目。加盟店様がこれから立ち上げようとされている不動産事業を、自分自身も現場でやってきました。
加盟をご検討いただいている建築会社様・工務店様とお話ししていると、ほぼ必ずと言っていいほど、こんなご質問をいただきます。
「そのシステムを入れれば、不動産が売れるようになりますか?」
正直にお答えすると、答えは「いいえ」です。
物件王は、不動産管理システムと不動産サイトの制作をご提供しています。ただ、それだけをお渡しして「あとはご自由に」という会社ではありません。私たちが本当にお届けしたいのは、建築・リフォーム業を本業とされてきた会社様が、そこから不動産事業を立ち上げて軌道に乗せるためのビジネスモデルとノウハウそのものです。
そして、そのノウハウが最も濃い形で行き交う場が、年3回のリアルイベントです。
今回は運営担当者の立場から、この3つの会がどんな場所なのかをお話しさせてください。
3つのイベントが、それぞれ違う人を主役にしている
物件王には、大研究会・オーナー会・ロープレ大会という3つの大きなイベントがあります。
この3つは規模の大小ではなく、主役になる方が違うという考え方で設計しています。
大研究会
年に1度、例年9月に開催する一番大きな会です。
オーナー様はもちろん、マネージャー、営業担当者、そしてサポートスタッフ(事務のご担当者様)まで、加盟店様の全メンバーにお声がけしています。
加盟店様だけで100名を超える方にお集まりいただく会で、開催地は東京・名古屋・大阪を中心に回っています。
内容は3部構成です。第1部は外部から講師をお招きしたセミナー。
第2部は、4月から6月までの3ヶ月間の成績を競う物件王全国大会「BUKKEN KING RANKING」の表彰式。そして第3部が、成果を上げていらっしゃる加盟店様にご登壇いただくディスカッションです。
この第3部は、本部が話すのではなく、加盟店様ご自身に語っていただくことに意味があると思っています。同じ立場の会社が実際にやったことほど、参考になる情報はありません。
オーナー会
加盟店様の経営者様・代表者様に絞った会です。60名から70名ほどの経営者様にお集まりいただきます。
この会の特徴は、こちらが何かを教える形式ではないことです。事前にアンケートで議題を集め、当日はその議題に沿って参加者の皆さんでディスカッションしていただきます。
経営判断の悩みは、同じ立場の人にしか相談できないことが多い。
だからこそ、経営者様だけのクローズドな場として続けています。
ロープレ大会
例年12月に開催する、不動産営業のご担当者様が主役の大会です。
初回面談、ヒアリング、資金計画といった実務の場面をロープレ形式で実践していただき、その技術を競います。50名から60名ほどのエントリーをいただく、かなり熱量の高い会です。
このロープレ大会は、他社様の同種のイベントとは少し違うと思っています。
競技のお題そのものに、物件王のビジネスモデルとノウハウが詰め込まれているからです。
汎用的な営業トレーニングではなく、「建築・リフォーム業から立ち上げた不動産事業で、目の前のお客様とどう向き合うか」に特化した内容になっています。
3つとも、開催はおおむね13時から18時、18時半頃まで。そのあとに懇親会という流れです。
懇親会まで含めて、ひとつのイベントです
この「そのあとの懇親会」を、私たちはおまけだと思っていません。
むしろ、イベントの重要な一部として設計しています。
理由は、物件王の加盟店様の顔ぶれにあります。
私が加盟店様をイベントにお誘いするときにお伝えしている最大のメリットは、実はセミナーの内容そのものではありません。
加盟店様が本当に良い方ばかりで、しかも全社が「建築・リフォーム業からの新規不動産事業の立ち上げ」という近しいバックグラウンドを持っていることです。
これは思っている以上に大きなことだと感じています。
異業種の集まりだと、どうしても話が「一般論としてはこうですよね」というところで止まってしまいます。でも物件王のイベントは、参加されている全員が同じ道を通ってきた方々です。
だから懇親会の会話が、最初から具体的なんです。
人をどう採用したか、既存のお客様にどう不動産の話を切り出したか、最初の1件をどう取ったか。
そういう、本やセミナーには載っていないリアルな情報が、飲み物を片手に自然に交換されていきます。
セミナーで学んだことを持ち帰るだけではなく、同じ立場の仲間ができて帰っていただく。
そこまでが、この会の価値だと思っています。
加盟店様に教えていただいた、表彰台の力
3つのイベントの中で、私自身が毎年一番楽しみにしているのが、大研究会の第2部、物件王全国大会「BUKKEN KING RANKING」の表彰式です。
フランチャイズには全国大会のような場があることが多いのですが、物件王でもここ数年、ようやくこの取り組みを始めました。正直なところ、始める前は本部の自己満足になってしまわないかという不安もありました。
それでも実際に始めてみると、「今年こそ表彰台に立ちたい」「来年は絶対に1位を取る」とおっしゃって走ってくださる加盟店様が出てきてくださって。目指せる場所があると人は頑張れる、という当たり前のことを、私たちのほうが加盟店様に教えていただいたように思っています。
それと、これは白状しておきたいのですが、ランキングの集計を誰より楽しみにしているのは、たぶん加盟店様ではなく私です。
集計結果自体は、実はイベント当日よりずっと前に出そろっています。でも、集計している途中から「あ、今年はこの加盟店様の勢いがすごいな……!」「去年ランクインされていなかったこの方が、今年はこんなに活躍されているんだ……!」と、ひとりでワクワクしてしまって。
早く同僚に話したくてそわそわしています。加盟店様ご自身は当然、ご自分の成績しかご覧になれません。私たちは全加盟店様の動きを見せていただいている分、誰がどう伸びたのかが立体的に見える。その景色を先に見られることが、正直いちばんの役得だと思っています。
印象に残っているエピソードが2つあります。
ひとつは、オープン当初からご担当者様がおひとりで奮闘されていた加盟店様のことです。
不動産事業をスタートされてからの1年間は、多い日で1日10件以上メッセージのやり取りをさせていただくこともありました。こう書くと大変そうに聞こえるかもしれませんが、私たちにとってはこれが本当にありがたいことなんです。
「はじめての不動産業」「分からないことだらけ」という状態で、研修でお伝えした内容やマニュアルに書いてあることでも、いざその場面になったら「あれ、どうだったっけ?!」となることは絶対にあると思うんです。
細かいケースバイケースもたくさんあります。そういうときに、悩んで手が止まる前に気軽に聞いてもらえる相手でありたい。そう思ってやっているので、実際にそんなふうに物件王を使い倒していただけたことが、まず嬉しかったです。
その方が新人王を受賞されたときは、なんというか、感慨深かったです。
もうひとつは、サポートスタッフの方のお話です。
この全国大会には「間取り王」という、間取り作成のスピードを競う項目があります。その方は前の年、この間取り王で3位という結果に終わり、とても悔しい思いをされていました。そこから1年間、本当に努力を重ねられて、翌年見事に1位を獲得されたんです。
営業成績だけでなく、間取り作成という一見裏方の仕事にも全国1位の座がある。
これは物件王の考え方そのものだと思っています。不動産事業は、営業担当者ひとりでは絶対に立ち上がりません。サポートスタッフの方を含めたチーム全員でやるものです。
だから、光の当たる場所も一つではないほうがいい。
加盟店様同士が互いに刺激を受けながら切磋琢磨してくださっている状況は、私たちが目指してきた姿そのものです。
そして、これは物件王のメンバー側から見ても、特別な時間です。自分が立ち上げに関わった加盟店様が、どんどん活躍されて成果を上げていく姿を目の前で見られる。新しい方が頭角を現し、これまで目立たなかった加盟店様が表彰台に上がる。
私たちカスタマーサクセスの一番の仕事は、加盟店様の成功に向けた伴走です。
その集大成をこの目で見られる場を、加盟店様からいただいているような気持ちになります。
会が始まる1分前まで、資料を直しています
こんなふうに書いてきましたが、運営側の裏側は全然スマートではありません。
まず、100名を超える規模になると会場をかなり早い段階で押さえる必要があります。
懇親会の会場も同じです。ところが加盟店様からのお申し込みは直前にいただくことも多くて、毎年この読みと調整で胃が痛くなります。皆さん本業がお忙しい中で日程を空けてくださるので当然のことなのですが。
そして前日から当日にかけては、正直ずっと緊張しています。準備で抜けているものはないか。
加盟店様へのご案内で伝え漏れはないか。進行の順序は合っているか。台本にミスはないか。
投影資料に不備はないか。頭の中でこれを何周もしています。
結局、会が始まる1分前まで、下手をすると進行中にも投影資料を手直ししていて、それでもなんとか最高の会をお届けしたいと思いながらやっています。
だから、懇親会で加盟店様が笑顔で談笑されている場面を見たり、「本当に良かった!」「来てよかった!」「来年は1位になるぞ」「次は絶対入賞する」というお声を直接聞けたりすると、そこでやっと、今年も無事に開催できたな……とほっとします。毎年その瞬間まで肩の力が抜けません。
イベントは、支援全体の一部です
ここまでイベントの話ばかりしてきましたが、最後に一つだけ補足させてください。
この3つのイベントは、物件王がご提供している実務支援のうちの、あくまで一部です。
加盟店様の日常を支えているのは、むしろイベント以外の時間のほうです。
各種の研修コンテンツ、日々の業務のご相談へのフォロー、そしてSV(スーパーバイザー)が個別の状況に合わせてお伝えする具体的な指示。不動産事業の立ち上げは、そうした地続きの積み重ねで進んでいきます。年に数回のイベントは、その積み重ねが一度形になって見える場、という位置づけです。
ですので、「イベントを見学しないと検討できない」ということはまったくありません。
ふだんの支援がどういうものかは、お問い合わせいただければいつでもご説明できます。
そのうえで、もしご興味をお持ちいただけたなら、という話です。加盟をご検討中の方にイベントへご参加いただけるケースもあります。ただ、オーナー会は経営者様同士が本音のお悩みを話す場としてクローズドに保っていますし、大研究会も年に1度の開催ですので、ご希望に添えないこともあります。
この3つ以外に、もう少し規模の小さな勉強会も開催していますので、タイミングが合えばそちらをご案内できることもあります。
同じように建築・リフォーム業から不動産事業に踏み出した方々が、どんな顔で何を話しているのか。機会があればぜひ覗いてみてください、という程度に受け取っていただければ十分です。
冒頭のご質問に戻ります。
システムを入れれば不動産が売れるようになりますか、という問いへの答えは、やはり「いいえ」です。
売れるようになるのは、ノウハウを受け取って、実際に動いてくださる人がいるからです。
私たちにできるのは、その方が迷わず進めるように材料を渡し続けることと、頑張った先に立てる場所を用意しておくこと。イベントは、そのうちの後者にあたります。
まずは物件王のこと自体にご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。






